「りすぼん」ついに出版。

一ヶ月ぶりのブログです。ええそうです。また宣伝です。宣伝ですとも。

こんどの本は「りすぼん」です!

かの有名なバカボンは「バカなボンボンだからバカボン」だそうですが、「りすぼん」の書名はバカボンの法則とは違います。「りすの本」だから「りすぼん」です。まちがえないでくださいね。

りすぼん

りすぼん

「この表紙の子がりすぼんなの?」ってのも違います。この表紙の子は「いっぽん君」と言います。言いますっつっても自分で名乗っているわけじゃなく、もちろん親がつけた名前でもなく、私がかってにつけたアダ名なんですけれどもね。長い冬毛が短い夏毛に生え変わるとき、彼の耳毛の1本がいつまでも抜けずにぴょろろろ〜ってなっていたので、「いっぽん君」と名付けました。そんな感じでテキトーに名付けたリスが、ええと、どんだけいるんだろ。ぱっと思いつくだけで…

斎藤さん、ミミカケ君、たつ子、青年、首太君(くびぶとくん)、めめ子、うに太(うにた)、ちび太、ちび子、いっぽん君、ナッシー、むしり君、たたみ君、ちぎれ君、ちぎれちゃん、、、

あー、もっといたような気がします。なにせかれこれ8年くらいニホンリスの観察と撮影を続けています。なぜ8年も?って…そりゃー…かわいいから。

リスがカワイイから。

ほら!

ほら!

ほら!

えー、そういうわけで、超かわいいリスの写真を大量に撮りまくり貯めまくり、な毎日を送っていた2008年の2月頃、「だれでも本が作れるBCCKS」というインターネットのサービスが始まりました。お!コレダ!!ピンときた私は数万枚もたまっちゃってるリス写真の中から超かわいい94枚を厳選した(セレクトだけで50時間以上…)webブック「りすぼん」を公開しました。そしたら、もー、いろんな友達や、そのまた友達や、よく知らない人や、まったく知らない人達までが、読んで「かわいい!かわいい!超かわいい!」と感想をくださり、また集英社さんから「出版を考えませんか」とのありがたいお言葉をいただきまして、それからすこ〜し時間がたってしまったのですが、3年越しのプロジェクトとして、このたび、ついに、完成、出版となった次第です。この間、いろいろと応援してくださった皆様には、まことにありがたく、心より御礼申し上げます。どうも、本当に、ありがとうございました。

今回出版する「りすぼん」は、BCCKSの「りすぼん」をベースに、この3年で新たに撮影した悶絶級のリス写真をたくさん追加しております。ブックデザインを葛西恵さんが引き受けてくださいまして、ちょう素晴らしくも可愛らしい紙版の「りすぼん」が、ここに誕生しました。世界中の動物好き、齧歯類好き、リス好き、しっぽ好き、耳毛好き、モフモフ好きのみなさんに、ぜひとも読んでいただきたく、よろしくお願い申し上げます。平伏。